食費を節約したいなと思い、まず私がトライしてみたのは、お菓子代の節約でした。
野菜やお肉、お米などを削ろうとすると、健康面で不具合が出てきます。だから最初に見直すべきは、嗜好品です。
ですが、お菓子やスイーツなどの嗜好品は、日々の小さな楽しみでもあるので、完全にやめる必要はありません。
今日は、ゆるミニマリストの私が実践してみた、我慢しないでお菓子代を節約する方法を5つご紹介します。
これはお酒や甘い飲み物などの嗜好品にも応用できるので、ちょっとやってみるかくらいの軽い気持ちで取り組んでみてもらえたら嬉しいです。
節約する目的を明確にする
やみくもに節約をしようとしても、はっきりとした目的がなければ、習慣はなかなか続きません。人の脳は慣れていないことを嫌がる性質があり、節約もダイエットも片付けも、普段やっていない人は挫折しやすいそうです。
私は意志が強くはないので、節約をする目的がはっきりするまで、家計管理はずぶずぶ状態でした。でも、ある明確な目的ができたことで、お金の勉強をゲームをクリアする感覚で楽しんでいます。まだ日々の支出管理に励んでいる段階ですが、浪費家からは脱却できました(自己評価)。
節約する目的は、その人の状況やライフスタイルによってもバラバラです。
- 安心して暮らしたいから
- もっと旅行に行きたいから
- 家を購入したいから
- 自分の夢を叶えたいから
- 好きなことに投資したいから
どんな目的にも正解や不正解はなく、自分がしっくりくるかどうかが大切です。たとえば、「老後資金を貯める」というのは、私にはまだしっくりきません。
節約する目的は、いずれにせよ移り変わります。誰かと比べず、現時点で自分らしい目的を見つけられたら、万々歳としましょう。
1週間につき1種類だけ買う
お菓子を買う癖ができてしまわないように、1週間に1種類ルールを設けて買っています。こうすると、週ごとの楽しみが増えて、小さな幸せを感じるようになりました。
お菓子に執着心があまりない私は、毎日のように欲しいとは思いません。でも、今は家計管理をガチっていてお酒も控えているので、少しのお菓子くらいはよしとしています。
暮らしをよくしようと思って節約を始めたのに、我慢することで反動で食べたい欲求が出てきたり、ストレスが溜まったりしたら、本末転倒です。なにごともやりすぎず、ほどよくですね。
「ほどよさ」は意外と難しいものですが、辛いなと思ったらルールをゆるめてみたりして、調整を図っていくうちに自分にとっての「ちょうどいい」が見つかります。週に1種類のお菓子なんて味気ないと思ったら、2種類にしてもいいのです。
節約したての頃は、ゆるゆるくらいのルールで設定しておくと、心の抵抗が起こりにくく、買い込みすぎずに済むかもしれません。
1日に食べていい数を決める
たとえ「1週間に1種類のお菓子を買う」を実践できても、一気に1パックを食べてしまうようなことがあれば、買い物ルールはあっさりと破られてしまいます。そのため見直さないといけないのは、買う習慣とともに「食べる習慣」です。
私はピラティストレーナーで、自身のダイエット経験と知見をまとめた電子書籍を書いたことがあります。ダイエットと浪費は、まったく別ジャンルのようで密着していると思うようになりました。
どか食いしてしまったり、甘いものを過剰に食べたりするとき、幸せを感じたいという欲求の表れです。買い物をするときも、脳が幸せを感じるメカニズムがあるので、浪費癖のある人はそれを繰り返してしまうそうです。
だからこそ、お菓子を食べすぎる癖がある人は、少しずつ量を減らして、新たな習慣を作っていく必要があります。
私は1日に1つか2つくらいのチョコで十分ですが、「全然足りない!」と思う人は、まずは「1日にお菓子5つまでOK」など、ゆとりを持った目標を作ってみてください。1ヶ月ごとに目標を変えて、様子を見てみるのも、無理しない節約のコツです。
お菓子代を記録する
お菓子代を食費として計算すると、何にどれだけのお金を使ったのかあやふやになってしまいます。お菓子を買う頻度が月に1,2回くらいなら、それでも問題ありません。私自身、お菓子を買う頻度が高くないので、食費としてやりくりしています。
ただ、コンビニでお菓子を毎日買ってしまうような習慣がある場合は、使った金額をしっかり数字でとらえることが大事です。お菓子はお菓子代として、買うたびに金額を記録しておけば、使いすぎにも気づけるようになります。
家計簿の習慣がない人は、お菓子代だけをメモしたり、レシートをもらっておいて月末にまとめて計算するなどで十分です。家計管理を飛ばし気味ですると、だいたい反動が来て、どこかでお金を使いすぎてしまう傾向が私にはありました。
毎日1分もあればできることをコツコツ続けていけたら、自分にはなまるをつけましょう。間違ってもできない自分を責めないこと。真面目な人こそ、自分をもっと褒めてあげてほしいと切に思います。
値段で買わない
節約というと、値段の安さで商品を選びがちですが、本当に好きなものを買うほうが、結果的に支出を抑えられると感じています。安いというだけでお菓子を買っても、心が満たされず、結局は食べる量が増えやすいからです。
値段が安くても高くても、本当に好きなお菓子であれば、幸せを感じられます。私は子供の頃からブルボンのお菓子が好きで、何回もリピしています。
それは、リーズナブルだからではなく、味と食感のバランスが好きだからです。ヨーロッパのチョコレートも大好物ですが、普段食べる用には日本の素朴なお菓子がしっくりきます。
でも12月は、ドイツのクリスマスのお菓子を買う予定です。パートナーがドイツ人で色んなお菓子を食べてきましたが、ドイツのクリスマス菓子は外れません。
お菓子を買うときは、「本当にこれが食べたいの?」と自問自答したりして、本当に欲しいものを選ぶ練習をしてみてください。自分が満足できるものを食べることで、お菓子に対する執着が少しずつ軽くなっていく思います。
さいごに:好きなお菓子も節約も両方楽しめる
何かを得たければ、何かを捨てなければならない。この言葉を節約に当てはめると、息が詰まってしまいます。
「節約したいなら、お菓子を食べるな!」なんて言われたら、ストイックすぎて続きそうにありません。
なにごとも楽しむほうが続けられるし、結果は出やすいと思っています。これは長年のダイエット経験からも感じたことです。
だからこそ、私はお菓子やコーヒーなどの嗜好品も楽しみつつ、節約できる方法を試してきました。今では節約や家計管理自体がどんどん楽しくなって、一種の趣味のようになりつつあります。
「節約は我慢」という思い込みを外してなんでもやってみると、新たな自分にも気付けるかもしれません。
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