【無理しない】服の物欲を抑える5つのコツ。節約は自分を知ることから

物欲を抑える最大のコツは、自分を知ることです。特に服は、その人の思考が表れるものだと思っています。

世間やSNSの影響で欲しくなっている場合もあれば、自分の自信のなさから服で気持ちを埋めようとしていたり、その人によって物欲が多くなる理由はさまざまです。

私は元浪費家で服を月1ペースで買っている時期もありましたが、自分を知ることで服をめったに買わなくなりました。

今日は、ゆるミニマリストの視点から、無理をしないで服の物欲を抑える5つのコツをご紹介します。

我慢はしたくないけど、服代を節約したい方にも一読してもらいたい内容です。

Contents

服が欲しい理由を書き出す

服が欲しくなるとき、誰かからどう思われるかを気にしている場合があります。部屋着ならともかく、服は基本的に誰かの前で着るものなので、無意識に自分以外の誰かの目線を取り入れていたりします。

20代や30代前半の頃の私は、毎シーズンやイベントごとに新しい服を買っていました。当時は同じ服を何回も着るのに抵抗があり、たくさんの種類を持っていました。

振り返ってみると、その頃の私は、「おしゃれだと思われたい」という承認欲求や見栄から、次から次へと買い足しては捨ててを繰り返していたので、もの持ちも悪かったです。

服が欲しい理由を書き出してみると、思わぬ本音が出てくることがあります。頭で考えるだけでは不十分で、書き出すのがみそです。書き出すうちに、自分の思考が整理されて、いる・いらないの判断ができるようになってきた感じがしています。

必要な服以外はすぐ買わない

欲しいと思っている服が、必要な服なのか、それとも欲しい服なのかを考えるようにしています。私にとって必要な服は、仕事着や趣味の登山ウェアです。どちらもたくさんは必要ないですが、最低限は揃える必要があります。

一方、欲しい服に分けられるのは、プライベートで着るものです。すでにある服だけで十分生活できるのに、新しい服が欲しくなるときは、いったん立ち止まります。そして、「本当に必要?」と自問自答する習慣が身につきました。

しかし、最近になってブーツが欲しい願望が止まりません。今年引っ越しをするとき、ブーツ類を捨てしまったからです(笑)。足元の冷えは避けたいので、ブーツ1足は「必要なもの」だと考えて、買う計画をしています。

このように、プライベートの服でも必要な服の場合は、じっくりと検討する前提で買う。でも、ただただ欲しいだけの服はすぐに買わない。こういう意識を持つだけでも、衝動買いが防げると思います。

リストで優先順位をつける

買いたい服が浮かび上がってきたら、まずは箇条書きで欲しいものリストを作っています。それぞれの値段も書き出して、予算内に収まるのかも考えます。

ただ私は、予算内に収まっていても、優先度が低いものはすぐに買わないようにしています。この頃は、自分が幸せになれるかどうかを基準にして、欲しいものの優先順位をつけるようになりました。こうすると、本当に欲しいものがわかりやすくなり、買うかどうかの迷いも減ってきた気がします。

優先順位をつけたときにウジウジ悩むようであれば、保留すべきタイミングなんだなと考えて、次の月まで待つようになりました。1ヶ月繰越してみると、意外となくても快適に生活したりすることもあります。

逆に何ヶ月もやっぱり欲しいと思っているものは、買ったほうが幸せになれるものだと思っています。欲しいものリストは、一時的な物欲を抑えるという意味でも、自分の心の声を探るという意味でも、効果が高いです。

服を買うお金でできることを考える

欲しい服を買うことが、自分が一番重きを置いている大切な価値観なら、無理に我慢する必要はないと思います。でも、服以上に好きなことや将来やりたいことがあるなら、そこにお金をかけたほうがいいかもしれません。

たとえば私の場合は、旅や登山などをたくさん経験して、できるだけ多くの美しい景色に出会いたいと思っています。自分が想像もしなかった体験をすることが、私の大切な価値観なので、ものではなく経験にお金を使いたいです。

今年は一着も服を買っていませんが、欲しくなるタイミングはあります。そんなときに考えるのが、この服を買うお金でどんな経験ができるということです。

「このお金があれば、登山ができるし、本を3冊買えるな」などと、服代でできる好きなことを挙げてみると、物欲はわりと早く収まってくれました。個人差はあるでしょうが、ものよりも経験にお金を買うほうが幸せ感も持続します。

固定観念を外す

私は遠距離中のドイツ人のパートナーがいます。彼と付き合ってから、ものに対する固定観念がどんどん外れる経験をしました。

日本は四季があるので、それぞれの季節に合った服を着ることが当たり前のようになっています。でもドイツでは、春服とか秋服のような明確な基準がありません。もちろん寒くなったら暖かい服を着ますが、秋と冬で服のテイストに差があるわけではありません。

日本では一種の風物詩である、衣替えという観念もドイツ人にはなさそうです(彼を見ている限り)。だから秋でも暑いときはTシャツを着ます。

季節ごとに服を買い替えなくてもいいんだという考えになり、次から次へと新しい服が欲しいという気持ちもなくなりました。ドイツ人の「ものを長く使う」という価値観を見習いたいと思ったので、今ある服を活かすことを楽しんでいます。

さいごに:「物欲を抑える」よりも、「価値観を変える」が吉

毎月のように新しい服を買っていた私が、約1年も普段着を買わなくなったのは、無理に我慢したからではありません。

「自分にとって大切な価値観ってなんだろう」と日々の暮らしの中で模索しているうちに、欲しい欲求が自然となくなっていきました。

今あるものだけですっきり暮らすことや、旅や登山などの形に残らない経験を積み重ねることが、私の幸せだと気づいたからです。

物欲を抑えようとすると、無性に欲しくなる反動があとから来ます。

対処療法的に我慢で抑えるよりも、価値観とか考え方から見直していくほうが、遠回りに見えて近道です。

そのためには、自分が思っていることをノートに書き出すことも大事だなと思います。これについては、また別記事で書きますね!

金田ゆか(かねだゆか)
1986年生まれ、引っ越し10回以上、東京再移住。ゆるミニマリスト ライター・ピラティストレーナー。ドイツ人パートナーの影響で登山にハマリ、シンプルライフを実践。「心地よく、自分らしく過ごす」をテーマに、日々の暮らしを整える方法を発信中。

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